Unreal Engine 5のブループリントで、独自の列挙型(Enum)を定義して使う方法です。
腕や脚などのパーツ分類をアクターに設定する場合などに、列挙型を使うと便利です。
列挙型の概要
列挙型は変数の型の一種です。
あらかじめ定義した列挙子から値を選択する型で、列挙子以外の値は設定できなくなります。
また、列挙子には名前を付けることができるので、値の意味が分かりやすくなります。
列挙型の定義作成
独自の列挙型を使うには、列挙型を定義するアセットを作る必要があります。
アセットの作成
ブループリントで独自の列挙型を利用するために、列挙型を定義するアセットを作成します。
アセットの名前=列挙型の名前になります。
- 「コンテンツブラウザ」でフォルダを選択
- 「追加」をクリック
- 「ブループリント」の「列挙型」を選択して、アセットを作成
列挙子の追加
作成した列挙型に、列挙子を追加します。
- 列挙型アセットを開き、「列挙子を追加」をクリックして、「エニュメレーター」に列挙子を追加
- 追加した列挙子の名前を設定
定義した列挙型の利用
アセットで定義した列挙型は、任意のブループリントで変数の型として選択できるようになります。
変数の追加
定義した列挙型を使いたいブループリントに変数を追加します。
- 列挙型を使いたいブループリントを開き、「マイブループリント」にある「変数」の右の「+」をクリックして、変数を追加
型の選択
追加した変数の型を、定義した列挙型にします。
- 追加した変数の型の欄をクリック
- 型の一覧から、作成した列挙型アセットの名前を選択
これで独自の列挙型を作って、利用することができるようになりました。
以上です。
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